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最新トピックス (更新:
2025.10.3) |
IEEEフェロー,シニアメンバー推進 (’25.10)
東京支部の推進委員長を務めている関係で,申請の指南書(シニア,フェロー)を作成した.シニアは随時申請で年6回審査ですぐに昇格可能.別学会の人でも会員になればすぐに申請できる.シニアメンバーになれば,すぐにフェローの申請も可能.ぜひ多くの方々の申請を!(ちなみに,フェロー昇格者は中国が日本の6倍,韓国も上位で,日本は台湾と並ぶ状況.これは改善しないと.)
新たなB3配属 (’25.10)
諸事情により何と6人の配属.この数は過去20年で最大かも.総勢26人に膨れ上がった.早速,新歓を実施.みんなお酒に強そうで頼もしい.
修士2名が修了 (’25.9) 事情により半年ずれている山ア君と名和君が修了.山ア君は修了で就職のため,常用している和田町・七厘亭にて送別会を開催.名和君はそのままD進学.
中間発表会 (’25.9) 大学院の中間発表会が行われた.新井研が終了し,馬場研,福永研(文化財THz分析),市毛研,久我研,西島研,水野研(光ファイバセンサ),佐野研(アンテナ・伝搬)でCグループを構成.同窓生から見ると知らない研究室がだいぶ増えたと思う.
SSDMバイト (’25.9) シリコンを中心とする半導体の会議SSDMが今回はパシフィコ開催ということで,大勢の学生がアルバイト召集された.
岡山の信学会 (’25.9) 応物から続けて来ると,気候のさわやかさにホッとする.名古屋のヤバさが際立つ.水野先生が関係するファイバと光電融合の企画セッションに参加して,D1田原君のファイバカプラを中心に講演した.水野先生や科学大の雨宮先生と歓談したほか,数年前に愛知に転職したと聞いていた’12年B卒の岡村君にも再会.’18年に書いた「研究室を創る」を雨宮先生が愛読してくれているというのは嬉しい.でも,こういった記事はありそうでもあまり見かけないので,多くの教員の記事を集めると面白い冊子ができるんじゃないかな?
名古屋の応物 (’25.9) 酷暑!太陽が出ていなくても汗だく.太陽が出ると熱射という感じで頭がクラクラする.名古屋の夏はヤバい.研究室からは11人が参加.本格的にセッションが始まった2日目はシリフォト,フォトニック構造,半導体デバイス,Opticaセッションで関連する講演が4パラになってしまい,さすがにこれはないんじゃないかと感じた.その後も2パラが続き,聞きたい講演が結構,聞けない.プログラム編成委員会で冒頭に世話人が時間割をチェックして,移動をお願いするような迅速な対応ができなかったものかな?それでもセッションの発表はそれぞれ興味深くて楽しんだ.慶大・太田研のYIGの高精度なエッチングや長尺Si細線導波路の転写プリントは興味深い.あと産総研のSiNの紫外線照射による不揮発性スイッチ動作とか.本研究室からは100G変調器,LiDARやメタ構造GCの各進捗,非周期モノタイルなどを発表した.歓楽街の栄に泊まったので,研究室のみんなで世界の山ちゃんに行ったほか,野田先生,小坂先生という懐かしのフォトニック結晶仲間で飲んだのも印象的.
フォトニック結晶変調器100G動作 (’25.8) 光領域で周波数等化回路を導入した変調器で遮断周波数を80GHz以上に高め,達成した.応物の注目講演に選定.
LN導波路の低損失化 (’25.8) ICPエッチングで加工するTFLNのリブ導波路は,エッチング特性や表面処理を工夫することで,まともな低損失伝搬(1dB/cm程度以下)が得られるようになってきた.
非周期モノタイルの光デバイスシミュレーション (’25.8) フォトニック構造の常だが,点欠陥を入れれば共振器に,線欠陥を入れれば導波路になる計算結果を得た.特に線欠陥の振る舞いは特殊.
SiNマイクロリングスイッチによるLiDAR高効率化 (’25.8) MZスイッチツリーの損失が大きかった今までのLiDARチップ.これをSiNマイクロリングアレーの波長選択スイッチに置き換えたら,往復損失が3 dB程度に抑制されることがわかった.また二光子吸収のパワー制限がないので,15dBm程度の光ビーム出力も可能になった.
FMCW LiDARチップのリアルタイム振動測定 (’25.8) 以前に報告したスペクトル解析による振動測定はスペアナを使っていたので,リアルタイムが難しかったが,速度測定を利用した方法で,リアルタイムができるようになった.遠隔マイクの動作も可能.カエルの唄の輪唱の可視化をデモ.
先進実践学環半導体セミナー (’25.8) 昨年度から理工学府の他に先進実践学環という大学院が新設された.理工学府の1/20くらいの小規模だが,半導体や量子など,いまブームの分野に特化した学生を募集し,その一部を電情の教員が受け入れるようになっている.その学環で,学外の希望者向けに3日間の大規模なセミナーを開催した.半導体材料・プロセス,ナノテクノロジー,集積回路,超電導回路,量子情報の他に光エレクトロニクスも加わり,シリフォトについては3時間枠で講義を行った.30人近い来場者があり,盛況だった.
大学の夏休み (’25.8) 働き方改革以降,大学の休日や特別指定の有給休暇が増えて,山の日からお盆の後の週末過ぎまで毎年,一週間以上,休みになっている.
サンディエゴのレストラン (’25.8) レストランでは初めてGoogle Payに遭遇した.直接のクレカ払いはNGで,請求書のQRコードを読むと勝手にGoogle Payが立ち上がって,その中からチップを決めて,クレカ情報を入れて支払いできる.これはやってみるとあっという間に手続きが終わり,おそらく店にも自動的に情報が行くようで,ただ店を出ればいいので便利.これから広まるような気がする.でもチップはどうやら20%が中央値になったようだ.あとガスランプ通りにあるメキシカンファーストフードTacos El Gordoを納富さんに教えてもらった.確かに早くて旨くてお勧め.
夏のサンディエゴ (’25.8) 酷暑の日本に比べるとアメリカの西海岸の最南端にあるサンディエゴの気候は20℃台前半と過ごしやすくてよかった.ただし米国の常で,会議場はさらに5℃くらい低い冷房設定のため,半袖しか持参していない身にはかなりつらい.慌ててパーカーを買ったものの,それでも足りないくらい寒い!食事も物価も高くて,ホテルは最低でも1泊250ドル.400ドルの所に泊まっている参加者も多そう.食料持参でないととても過ごせない.聞くところでは,米国のいい場所に家族で住もうとすると,家賃月額4千ドルだそうだ.ただし給料も比例以上に高いそうで,こっちで数年働いて日本に戻れば,相当な貯金ができるのかもしれない.あと,サンフランシスコでも思うが,以前より浮浪者が多い.1ブロックに2人くらいずついる.雇用の善し悪しでこういった人たちがどうしても生まれてしまうのだろう.1990年代以降,日本の経済は微妙だが,改革を断行しない代わりに社会が継続して安定してきた,とスタンフォード大の経済学者が書いているのを読んだが,アメリカの現状を見ると極端な格差はきっと金持ちも幸せにしないだろうと実感する.
夏のSPIE (’25.8) 毎年,1〜2月にサンブランシスコで開かれるPhotonics Westに行っているが,今年は同じSPIEでサンディエゴ開催のOptics+Photonicsにも参加した.15年前くらいに一度来たことがあり,そのときはまだ質・量共にショボい会議だったが,少しはまともになった印象.そもそもここがSPIEの年会だったらしく,AwardのCeremonyもやっていた.ただし自分が発表した光変調器や光送信機といったデバイスの話よりもMetamaterialやTopologyなど,光インターコネクションよりも光コンピューティングという具合で,全般に物理寄りの発表が多い.それでもAIM Photonicsの人たちが熱心に質問してくれて,彼らもフォトニック結晶変調器やグレーティングタイプのスローライト変調器を試作しているそうだ.AIM PhotonicsはLumericalのほかにFlex Computeも重用しているらしい.会場では,日本から理研の田中さんや農工大の久保先生,千葉大の尾松先生,東大の種村先生,大阪公大の岡本先生といったメンバーのほか,NTTの納富さんもキーノートスピーカーで来ていた.NTTの物性研はそれなりに参加しているそうだが企業人や学生はほとんど見かけない.久しぶりに会ったシドニーのEggletonやMITのSoljacic,Jホプキンス大のKhurgin,PurdueのSharaev,あと聞けなかったがVucovicやFanも講演があったようだ.Eggletonは以前と同様に大声で元気で,ブリルアンフォトニクスの話も相変わらず.Soljacicはトポロジカルや放射光の話はやめてAIフォトニクスに注力しているようだ.生成AIをベースに,自分専用のAIを訓練しているとのこと.ただ,ニューラルネットワークの各ノードを数学の関数にする話はAI分野では聞いたことがあるし,アイデア→設計→実験→実証の全てをAIにやらせる試みで実験をロボットにやらせていたのは無理筋というか,それって一番後回しなんじゃないか,彼がやる必要があるのか,と感じた.あと近年,レベル向上が著しい中国からはほとんど来ていないが,最近,中国がアメリカに来づらくなったために中国国内ばかりで発表をやっていて,その内容が国外に知られていないので,かつてのソ連のような状況が生まれているという話も聞いた.
PECS 2025 (’25.7) 一昨年,神田明神で復活を遂げた歴史的なフォトニック結晶国際会議.今年は結局,Kraussがチェアー(3回目)になって,11月にグラスゴーでの開催が決定.何でこの時期にグラスゴー?という疑問もあるが,研究室からも4件を発表予定.PCSELレーザ会議を併催.
古門来訪 (’25.7) 一昨年に大ゼミに登壇してくれた古門君(’19M修了)が東京出張とのことで突然やってきた.最近はIOWNを試して有効な利用法を探索する担当とのこと.結婚して少し体も大きくなったかも.またカップラーメン1箱差し入れ,サンキュー!
今年の国際光デーシンポジウム (’25.7) コロナ後,対面が復活してから毎年7月頃に日本学術会議講堂で開催しているシンポジウム.今年は令和7年7月7日という語呂のいい日に開催.理研の理事長になられた五神先生,京大で量子センシングを推進する竹内先生,レーザー加工をわかりやすく解説いただいた産総研・奈良崎先生,NTTのIOWNを紹介いただいた松尾さんの4件の講演の他,国内の多数のグループと関連業者による110件のポスター発表があった.参加者は210名,交流会も110名ほどに達し,盛会となった.ところで最近の就活の早まりで大学院の研究が脅かされている状況は学術会議の各分科会でもかなり問題視されているようだ.既に集中的に検討している分科会もあるので,今後,産業界に向けた提言などにつながればいいのだが.
今年のレクはSUP (’25.7) コロナ後,研究室旅行の復活ができなくているが,昨年は1日レクで横須賀の猿島に出かけた.今年は日ノ出町から出発してみなとみらいの湾を周回するSUPに挑戦.簡単そうに見えて,実際はかなり体幹の力が問われることを実感.でも,眺めもよく,微妙な曇りの天気も幸いして,とても楽しめた.同窓生では’24M修了の山本君(東京勤務に異動),’25M修了の小澤君,’25B卒業の山本君も参加.その後,横浜に移動して3時台から飲み会→カラオケ.みんなお疲れ様でした.
中間発表会 (’25.7) 以前は光関連研究室で発表会をやっていたが,発表者の増加や大学院中間発表会との重複などがあるため,コロナ後は構想発表と期末発表のみを復活させた.そのため,中間発表会はあくまで内輪の行事.でもここでやっておくと,スライド作りの経験が蓄積されて,期末発表が容易になる.実際,学生同士,先輩→後輩のスライド添削で,かなり充実した発表会ができた.
OECC@札幌 (’25.7) 一昨年のCLEO-PR以来の札幌コンベンションセンター.AIサービス拡大でデータ通信の需要が増しているせいか,この国際会議で初めて参加者が1000人を超えたらしい.アメリカに行きづらくなった中国からの参加者も激増したようだ.そして,中国のレベルアップは著しい.本研究はレギュラーセッションでフォトニック結晶変調器の招待発表のほか,昨年度D修了の川原君の光電融合変調器がポストデッドラインペーパーのトップ評価.ドライバーとの集積による超低電力光送信機を発表.札幌は海鮮,ジンギスカン,ビール,スープカレー,ラーメンなど,やっぱり食べ物がおいしくて楽しめる.
オープンキャンパスでの研究室公開 (’25.6) 寺田助教が退職した翌年以来,7年ぶりくらいの研究室公開.抽選で選ばれた30人ほどが来場し,シリフォトの測定やLiDARの実演を見てもらった.’01M修了の神原君がお子さんを連れてきた.
光デバイスライブラリ公開 (’25.6) 昨年度D修了川原君が作成したVerilog-A言語で書かれたライブラリをGitHubに公開.Keysight ADSをはじめ,CadenceやSynopsisの電子回路CADに組み込んで,光電協調設計が可能.IEEE J. Microwavesに論文も掲載された.
OFDR評価法が論文に (’25.6) 検討を始めて2年がかかったが,OFDRによるシリフォトデバイスの評価手法がようやくJJAPに論文掲載となった.
「光ファイバ通信研究のあけぼの」が発刊 (’25.6) 東京科学大の末松安晴栄誉教授が編集代表を務め,世界の光通信技術を日本が牽引した歴史的記録がまとめられた.Amazonで購入可能.
アメリカの大学に激震? (’25.5) 多くの著名研究者たちのプロジェクトを切られて大変な状況らしい.そして今日はハーバードの留学生禁止...?
Pendry記念講演 (’25.5) 東京で開催された表面プラズモン国際会議の中で,昨年,京都賞を受賞したPendryがプレーナリ講演を行った.メタマテリアルなど,歴史的な内容かと思われたが,実際は時間領域のプラズモン制御の話で,激しい議論も起こった.
今年の構想発表会 (’25.5) 荒川研,西島研,水野研と共に開催する発表会も定着してきた.以前より人数が多いので,B4は3分発表,D以上でも6分程度と短いが,それでもエッセンスが手短にわかって面白い.
KAIST教授来訪 (’25.4) パシフィコ横浜で開催されたOPICの参加で来日中のHansuek Lee教授が本研究室を訪れた.同氏はCaltechのマイクロトロイダル共振器で有名.最近はカルコゲナイドガラスに共振器を形成して中赤外応用を狙っているとのこと.
野田先生特別教授就任等の祝賀会 (’25.4) 京大を定年になった野田先生があらためて京大5人目の特別教授,ならびにPCSELレーザ開発に関わる新法人の代表理事に就任されたため,京都オークラホテルで200人超を集める盛大な祝賀会が開かれた.野田先生の恩師の佐々木先生,研究室の多数のスタッフや同窓生の他,特別教授の北川先生,応物会長の木本先生,来賓として東大の榊先生,荒川先生,岩本先生,科学大の納富先生,その他,多くの企業の方々が駆け付けた.馬場は祝賀会の前に開かれたシンポジウムの最初の講演者を務めた.野田先生との付き合いは30年に及び,大変感慨深いものがあった.
羽沢のタワマン周辺が本格化 (’25.4) 先行して開業したドラッグストアCREATE,各種クリニック,昨年のローソンに続き,スポーツクラブ,激安スーパーロピア,洋食カフェ,洋食レストラン,和食レストラン,パン屋,クリーニングがオープンし,少し街っぽくなってきた.
今年の新入生合宿 (’25.4) 2011年から続いている合宿,コロナ禍の4年間はできなかったが,昨年から再開.今年は情報工学EPの定員枠が20人ほど増えたことで,以前の上郷森の家のキャパを超え,三浦海岸のYMCA一択になった.恒例となっている自己紹介,タワー組立て,ボール回し,人生相談,キャンパスマナー講座,電情クイズ大会,多脚競争など,参加教員も既に手慣れたもので,滞りなく実施できた.
多くの新任教員が着任 (’25.4) 電波系,半導体系,情報通信系,電力系の教員が着任し,学科が若返った.
厚木光通信研究会 (’25.3) 厚木周辺の企業に就職したOBが集まって交流会を開催.結果,徹夜飲みになってしまった.
卒業式・修了式 (’25.3) これで今年度の全ての行事が終了.数年前のコロナ禍の記憶が薄れるほど,平常に戻った.D3川原君は優秀学生表彰の学長賞と理工学府長賞をダブル受賞.これは’D07年度の野崎君,’D16年度の近藤君,’D20年度の雛倉君に続いて4人目.夜はまた七厘亭で焼き肉の打ち上げ.
東京理科大野田校舎の応物 (’25.3) 何十年も前に横浜から3時間近くかけて応物のために通ったことがある野田校舎.秋葉原からのTXができても,やっぱり2時間はかかる遠さ.10年前に都心開催を原則としたはずなのに,ここしか日程やオンライン環境が満たせなかったとのこと.でも会場はにぎわっていたし,他の学会が止めてしまったハイブリッドも企業人の熱望で継続して,オンラインを含めたら全参加者は8千人を超えた模様.これだけの参加者数は21世紀で初めてかもしれない.これで当分はハイブリッドが続くかもしれないし,企業参加が増えることは応物業界にとっても非常に好ましいこと.ただしオンラインのために多額の設備費がかかっているそうで,それならオンラインアクセスを希望する人のために1万円くらいの参加費上乗せがあってもいいんじゃないか.それで都心で同様の大会が開ければ,対面参加のために毎日通う人も納得するはず.セッションではシリフォトが活発で,オンラインも含めて聴講者は100人を超えたらしい.本研究室からは10件を発表.学術発表っぽくはなかったが,B4山田君発表のGPU vs CPUは興味を引いたんじゃないだろうか.今回,良かったのは,途中の要衝駅の流山おおたかの森の街が真新しくて,ここの居酒屋のレベルがみんな高かったこと.これだけでも今回の応物の印象がだいぶレベルアップした.
台湾科技大教授来訪 (’25.4) 台湾でシリフォトとヘテロジニアス集積の研究を主導し,TSMCともつながりをもつSan-Liang Lee教授が本研究室を含む光グループを訪れ,講演や交流を行った.光電融合,特にコパッケージオプティクスがNvidia+TSMC連合チームでホットな話題となっていること,コンピューティングはまだ先の話ということなど,重要なコメントをもらった.
Nvidia+TSMC連合 (’25.4) 電子チップと光チップを至近距離で集積化するコパッケージオプティクスを世界を代表する2大企業が協力して推進している状況がOFCで披露された模様.
新井教授の最終講義 (’25.2) 電子情報でアンテナ電波伝搬を専門に教育研究を行ってきた新井先生が今年度で定年.2月28日に最終講義を行い,多くの同窓生や関係者が集まっていた.その後も3月に多くの送別イベントが続いた.
全ての発表会が終了 (’25.2) 博論公聴会の翌週が修論発表,その翌週が卒論発表と続き,例年,やっているB3の特別実験レポート発表も卒論発表に続けて行った.卒論発表はコロナ明けから学会にちなんだセッション分けになり,電気学会系,応物学会系,電子情報通信学会系,情報学会系でそれぞれ1.5日の発表が行われた.発表時間は,以前は10分発表,5分質疑だったが,最近は質疑重視で8分,7分.直前の何人かのB4生は大変だったようだが,無事,終了.和田町の七厘亭の飲み会の後,フリータイムのカラオケへ突入.隊長・山本以下,インフルカラオケの面々に加え,山田,名和,廣谷の唄を聴けたのが収穫.
丹羽保次郎記念論文賞 (’25.2) 川原君が昨年,発表した光変調器に関するOpticaの論文で受賞.
D3川原君の公聴会 (’25.2) 2月7日15時より開催.対面とオンラインのハイブリッド開催.科学大・西山先生,’07D修了・松本君,’12D修了・北君,’18D修了・伊藤君,’21D修了・雛倉君,’22D修了・鉄矢君を含む19名の学外者,23名の学内者が参加.2次会まで打ち上げを行った.
光協会シンポジウム+櫻井健二郎氏記念賞 (’25.2) 毎年,早大近くのリーガロイヤルホテルで開催される光協会の総合的なシンポジウム.初めて参加したが,スマートモビリティの講演2件は先進的な内容で魅力的かつ勉強になった.ただしこれらの実証実験が市街地を商用運転しているWAYMOに勝てるのかはやや心配.最後にシリフォト開発で馬場が,マルチコアファイバの初の商用化で住電が,荒川審査委員長から表彰を受けた.業界の多数の来場者に驚く.懇親会の後,光協会ゆかりの面々で2次会まで.
SQIEシンポジウム (’25.2) 本学が自前で設立した半導体・量子集積エレクトロニクス研究センター主催の企画.半導体のリスキリングを行う大学の先進実践学環も参画している.みなとみらいのアンパンマンミュージアム至近の会議場で開催され,150人の会場が満杯.キオクシアと京都大学の招待講演は,あらためて半導体の基礎や最新の状況に振れることができて,非常に勉強になった.馬場はシリコンフォトニクスの光電融合について講演.半導体への追い風のためか,リスキリングに興味があるのか,普段は見かけない多くの業界人が集まった模様.
馬場研OB集合 (’25.1) 本研究室4名の渡航中に,’08M修了・渡邊君,’09M修了・朝妻君,’12D修了・北君,’18D修了・伊藤君,’22D修了・鉄矢君が現地にいて,サンフランシスコのダウンタウンで夕食を共にした.
WAYMOの衝撃 (’25.1) 昨年は気付かなかったが,今年のサンフランシスコの最大の衝撃は自動運転タクシー.運転席に誰もいないが,まるで人が運転しているような知的な操作で,いろいろな障害物を避けながら,普通のスピードで走っていて,実際に商売している.歩いていると,平均して数分に1台以上見かけるので,街全体で100台をはるかに超える台数がいるはず.もの珍しさで多くの人が利用していて,来年になると多くのタクシーがこれになっているんじゃないかと感じられた.LiDARを6台(回転式は5台?)と多数のカメラを搭載していて,かなりゴテゴテしているが,ここまで完成度の高い自動運転が既に現実になっているのは本当に驚き.トラブルが起こったときに係員が迅速に対応できる距離ということで,営業エリアはダウンタウンやフィッシャーマンズワーフを含む中心街に限定されているそうだが,数年で同様のサービスが世界中の都市に展開される予感.
シリコンバレー視察 (’25.1) Google,Apple,Intelの本社を視察した.Intel Museumを久しぶりに見て,シリフォトチップが飾られていることを再確認.一方,Googleは瓦屋根が重なり合う独特な建物,Appleは1周1マイルのリング状の建物を確認したが,中に入ることはできず.Intelの目の前にNvidiaもあったそうで,見てくればよかった.ちなみに,コロナ前にGoogleを訪れたときは周囲にWAYMOの自動運転車が試験走行していたが,今回は全くなし.上記のように既に商売が開始された.
サンフランシスコの昨今 (’25.1) 昨年も感じたが,在宅勤務が広がって人口が減ったせいか,ユニオンスクエア,パウウェルストリートといった一番の繁華街の人通りがピーク時の半分以下じゃないだろうか.そのため多くのテナントが空いていて,街の明かりが寂しい.通りの目立つ場所にあったWolgreenも2月で閉店とは!また,浮浪者がそれなりにいる街だったが,その数も若干増えて,普通の人が減っているので,相対的に浮浪者が目立つ.フィッシャーマンズワーフも,海に突き出た通りのシーフードレストランのうち,海側にあった老舗のレストランのほとんどが閉店してしまった.治安が悪い感じはしないが,以前の活気をぜひ取り戻してほしいところ.一方,以前よりも圧倒的に日本食レストランが増えた.ラーメン屋はどこも行列ができている.あと,レストランではチップ(Gratuity)を勝手に18〜25%の範囲で載せてレシートが来る.なのに,カードなどで払ったときには,その金額とは別にTip欄がある.チップを二重払いする人もいるはず.車ではだいぶテスラが増えた印象.トヨタ,テスラが多くを占め,ホンダがそれに続く.日産,スバル,欧州車,韓国車が少々といった比率.
今年のPhotonics West (’25.1)
以前は毎年行っていたサンフランシスコの会議.コロナの間は休止.昨年,久しぶりに参加し,今年は4人で渡航した.参加者もセッションも発表も凄い数だが,日本人はそれほど多くなく,30人くらいだろうか.見かけたのは電通大・美濃島先生,科学大・雨宮先生,東大・小関先生,...といったところ.LiDARの発表は多く,テスラがLiDARを使わないと宣言しても,自動車メーカーの多くはLiDAR利用を本命視している模様.現状,TOF LiDARが採用されているが,FMCWへの関心は高まっていると感じた.ただしOPAやFPAで驚くような発表はなかったし,Analog Photonicsの展示がなかったのも気になる.本研究室からはSLG LiDARに加え,光電協調シミュレーション,OFDR測定評価,メタ構造ファイバカプラを発表.昨今,チップレットやコパッケージが話題のため,ファイバカプラの発表も多かった.展示会場は以前にも増して大きくなった.25周年ということだろうか,ホテル開催の巨大なバンケットではサーカス団のアトラクションもあった.
國分研OB渡邉君の大ゼミ (’25.1) 國分研の最後のD学生.短縮修了後はスイスETHでポスドクを務め,帰国後,3年間企業で働いたのち,2020年頃にSOXAIを起業.健康リングを開発,販売して,現在,社員30人以上,売り上げ8億円(くらいだったかな?)!社会に出てから9年でこれは凄い.今後の発展を祈ります.
今年の忘年会 (’24.12)
冬といってもまだ太陽が高い15時という早いスタート.現役メンバーに15人のOB・OGが参加.ダーツで遊びながらの社交の場は雰囲気があったし,昨年度,好評だった全員スライド発表もやっぱり面白かった.3次会のカラオケは隊長の山本を筆頭に,みんな積極的な歌唱.OB磯田はやっぱり上手い.ただし最後にとんでもない落とし穴が待っていた...!
秋の合同発表会 (’24.12)
恒例となった光関連研究室の合同発表会,高学年6分,低学年5分,B3の新人は2分という忙しい発表会だが,内容が簡潔に聞けて,なかなか楽しい.
防災訓練 (’24.11)
安全衛生委員長を務めているため,防災訓練を電情棟で行うことに.横浜市消防局の協力のもと,各研究室が総出で避難訓練や消火・放水訓練,心肺蘇生訓練を行った.
IEEE MTT学生賞 (’24.11)
D3川原君が修士時代に行ったマイクロ波回路の研究で,IEEE MTTソサイエティの日本チャプターが発表論文を表彰.
CREATESフォーラム (’24.11)
工学研究院の教員に対する短時間の発表企画を始めたのが5年前くらいだろうか.馬場も発表の機会を得た.
フォトニクスライブラリ論文arXive投稿 (’24.10)
業界標準の電子回路シミュレータを用いて光デバイスのシミュレーションを可能にする研究.公共性が高いと考えられるので,arXiveにて公開した.正式に論文掲載となった後は,ライブラリ自体も公開予定.
新B3配属 (’24.10)
再び26人の大所帯になり,研究室の机が満杯になった.例年同様,初日に安藤が働くドミノピザを買い込んで新歓を実施.
今年の企業&学生交流会 (’24.10)
25社の参加を電情棟のみに納めて,初めて平日に実施した.学生参加は63名と十分ではなかったが,企業ブースのリクルータの皆さんが積極的に学生を取り込んで説明したことで,各企業ブースには以前の開催とは見違えるほど活気があり,多くの学生が刺激を受けた模様.でも今後,これをどう継続していくか,思案が必要.
東京科学大学誕生 (’24.10)
東工大が医科歯科大と合併.略称がはっきりしないが,みんな科学大と呼び始めている.英語名はInstitute of Science Tokyoで,格好はいいが,略称はどうするのかな?ISTというのはよくあるので,なかなか呼びづらい.